そんな仕事は体が溶けるぞ

 http://www.gpara.com/contents/creator/bn_236.htm

大学を辞めて入社する際に親から「そんな仕事は体が溶けるぞ」とか非難をたくさん浴び、それを振り切って固い決意で行動しました。親の叱咤は「家から見た、テレネットがある方角が悪い」等、論理的では無いものもありましたのでそれに対する反感もありましたね。
  しかし、結局結核で体を壊して入院し、しばらく休みを取ることになってしまったんです。そのときに親が言った言葉を思い出し、「ああ本当に体が溶けるんだなあ」と妙に納得してしまいました。

 この人も結核になりながらゲームを作ってしまったり、苦労人の典型だとは思うけど……、
 半病人になってまでゲームをつくることはないし、ましてやそれが酷評されたら踏んだり蹴ったりなわけで。
 苦しんだり辛かったりすることと、良いものを作ることには何の因果関係もないばかりか、
 意識が朦朧としたり病んでいる状態こそ、細かなことに気づけず不満を生み出してしまうことになるのじゃないかな。

ゲームプログラミングにおいて大切なことはいくつかあります。まず、開発手順、プログラムコードの美しさなどより、ユーザーに対する部分の完成度を重視してください。面白いゲームには必ずしも高技術は必要ない、簡単な技術で実現できるなら出来るだけ簡単に実現するべきです。また、手を抜くと後になって必ず自分に返ってくる。結局、ゲームを作るというのは人間同士の仕事なので、仕事仲間との関係を大事にすることも大切です。仲間内で「つまらない」人間が、赤の他人のゲームユーザーを楽しませることなど不可能なはずですから。

 こういっているのなら、兎角自身「達」の開発環境を何とかすべきだと思う。
 何度も何度も同じようなつらさを繰り返して結局のところ良い物を仕上げられないのなら、それは開発の現場に問題があるからに他ならない。

 開発をしていると細かなところは後回しと思っていて、それが後から大きくなって跳ね返ってくることもあるし、ついに手をつけられないこともある。ユーザーの気持ち云々より、デスマを終わらせることに集中してしまうこともある。

 開発をしている人間が楽しく余裕を持って物作りができるって大切だと思うよ。