滝的か非滝的か?
Python Workshopで「非滝的」の話がでていて、
効果的な手法としてスクラム(Scrum)が挙げられていた。
で、もとより興味は持っていたのでちゃんと本を読んでみることにした。
邦訳だと意外に書籍は少なくて、
「スクラム入門-アジャイルプロジェクトマネジメント」
「アジャイルソフトウェア開発スクラム」
が代表的のようだったのでこの二冊。
「スクラム入門-アジャイルプロジェクトマネジメント」
は適用例が書かれている感じで
などなど実際に適応した場合の事例が載せられている。
「スクラム」自体はとても単純な手法で
主たる流れとして
「まずバックログ(残作業)を生成し、スプリント(期間)ごとに実装すべきバックログを投入する」
「スクラムでは毎日決まった時間に15分程度のミーティングを行い、
『前回のミーティングから何をしたか』
『次回のミーティングまでに何をするか』
『いま問題になっている事はあるか?』
をチーム内で共有する」
「スクラムマスター(スクラムの責任者)はスクラムの形成、維持、改善を主目的とし、スプリントを反復することでより良い体制を築く」
といった感じ。
「ニワトリ(傍観者)」と「ブタ(実施者)」という比喩が度々登場し、
これらの立場や考え方の違いと業務における干渉のさせかたを挙げながら
どうしたらスクラムをうまく続けていけるか、が示されている。
「アジャイルソフトウェア開発スクラム」
は実施例もあるが、
さらに基礎的な流れの解説であり、
また思想や実施法を示す本であり、
「どうやったらスクラムを導入でき、効果をあげることができるのか」
を指し示す基礎的な本となっている。
どちらかというとこちらの方を読んでから上記本を続けて読むと良い。
「プロジェクト管理」に興味がある人は読んでおいて損はないと思った。
顧客との密接度がそれほど高くないため、
職場に自由度があれば、適応することはそれほど難しくはない印象。
まずはこちら。
アジャイルソフトウェア開発スクラム (アジャイルソフトウェア開発シリーズ)
- 作者: ケンシュエイバー,マイクビードル,テクノロジックアート,Ken Schwaber,Mike Beedle,長瀬嘉秀,今野睦,スクラムエバンジェリストグループ
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 75回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
次はこれ。
- 作者: ケン・シュエイバー
- 出版社/メーカー: 日経BPソフトプレス
- 発売日: 2004/09/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (19件) を見る