ベターよりベストを目指せ
こんなタイトルにすると反論、という感じにとられてしまうかもしれないのですが、
身にしみる想いがしたので書いてみます。
反論ではなく想いのつもりで書いています。
自分に言い聞かせてることの一つに「ベストよりもベターを選べ」というのがある。
アルゴリズムマニア2.0
確かにhigotakayuki2さんの言われるように、
常にベストな選択肢が選ばれる訳じゃない、
特に慣れている事に関してそれよりも良い選択肢があったとしても、
その新しい選択肢を選ぶ事をする人は少ないでしょう。
例えばCをずっと使ってきた人はC++に移りたがらなかったりもします。
憶えるのが面倒というのもあるのでしょうが、
Cで出来ているからいいじゃん、という考えが支配的です。
これをVBに置き換えてもそうなのでしょう。
そして、我が儘を承知で言うなら、
俺はこんな考えは大嫌いです。
目の前の仕事を手元にある技術で片付けていくだけの日々なんて
くだらないにも程があると考えています。
常に改善をする意欲があって欲しいし、
明日の自分は今日の自分よりも一歩でも半歩でも前にいてほしい。
そして、それは周りのみんなだってそうです。
少なくともいつも足下じゃなく前を向いて歩いて欲しい。
結果的に私のベストは現場の生産性の低下をもたらし、まわりから見れば迷惑以外の何ものでもなかったかもしれない。真相はわからないけれど、そういう可能性に気づき申し訳ない気持ちで一杯になった。
アルゴリズムマニア2.0
この気持ちは分かります。
技術的に何か言うとき、自分の中には葛藤があります。
言うべきか、言わないべきか考えます。
迷惑かもしれないと思います。
でも、思うのです。
「今、これを言わなかったら俺は後悔しないか?」
少なくとも俺は「ベターにあわせること」は波風を立てない最良の方法だとしても
選びたくはありません。
そうしたことで迷惑を与え頓死するとしても、
言うべきだし、何かをするべきだと考えています。
人間は一朝一夕で何かをできるようにはなりません。
だからこそ言いたいのです。
特に今の現場では、
顧客はお金を出して買ってくれるユーザです。
そして、プログラマの用意したものの上で仕事をするのはデザイナやプランナです。
彼らの時間を損なうような仕事だけはしたくない。
だったら、
忌み嫌われようとも、今これが通らなくてもベストを提案したいし、
ベストを受け入れられない奴はプログラマでなくても良いとさえ思います。
とてつもなく独りよがりであることを感じながら、
そこで妥協することはできないと考えています。
こんな事を言うと、俺が愚かで頑固で間違っているのかもしれませんが、
常に妥協をせず、最善を目指したいです。
そして、ベストがあるのにベターを選んでいられる程、俺の人生の時間は長くないと考えています。
(勿論、押しつけにならないように気をつけてはいます)
愚者の論理ではありますが、ベターを選ぶことはできない馬鹿です。