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プログラミング Ruby 第2版 言語編

プログラミングRuby 第2版 言語編

プログラミングRuby 第2版 言語編


を「第11章 スレッドとプロセス」まで読んだ。
そして表題のように感じた。
いや、これPythonの負けだわ。
「複雑性の意味で」*1
べ、別にRubyを妬んでるわけじゃないんだからね!


軽い構文としてしかRubyをしらなかったので
改めて言語としてのRubyを見つめ直してみたとき、
確かに「プログラマがあれもほしい、これもほしい」と思った機能が詰まっているように見える。
ループ制御のbreak,redo,next,retryなんてものは
breakとcontinueしか持たない言語から見れば羨ましいものだ。


でもなあ。


ifが文ではなくて式で

 a = if f: "hoge" else "bar" end

なんて書けちゃうのも格好良い。


でもなあ。


ここまで「でもなあ」感があるのは何でなんだろうなあ。
ある意味、凄く我が儘を赦してくれる贅沢な言語に見える。


なのに、なんだかなあ、的な事を感じてしまうのはSimpleに思えないからなんだろうか。
記述は実に直感的で素敵に書けるような感じはする。
でも、でも、なのだ。


あとやっぱり初心者に向いてない気がする。
いきなり初心者に美味しいケーキの盛り合わせを与えるような印象。
こんなに美味しいものをあれもこれもそれも用意しました! みたいな。(後戻りできない意味も含めて)
少しずつ学んでいけばいいのかもだけども。

*1:Pythonの方がSimpleってことね