宮部みゆきはつまらない

 宮部みゆきはつまらない。「火車」も「レベル7」も「模倣犯」も「R.P.G」もつまらない。などと書くと信者に刺されそうな気がするが、いわゆるこれは「宮部みゆきがつまらない」のではなく、自身に面白がることができないだけだ。少なくとも誰にとってもおもしろくないものが世の中に受け入れられる訳はない。そういう意味では「リアル鬼ごっこ」「親指さがし」の山田悠介を面白がれる人たちも世の中にいるわけで、これらもある意味おもしろいのだろう。
 さて、本題はそういうことではなくて、自分が今考えているのはよく「開発言語の優劣をつけたがる人がいる」ということだ。正直、そんなことはどうでもいいじゃないか、と思ってしまうわけで、そんなことで争うのは時間の無駄でしかないので、争うのはやめてさっさと自分の好きな言語を使うのが良い。(使える仕事を探すのが良い)
 これは自分の嫌いな作家の本を無理に紐解く必要は全くなくて、好きな作家の本を読んでいれば良いということと同じだ。
 自分がつまらないと思うものを無理に理解しようとしたりする必要はない。RubyPythonを比べてRubyが優れているだの、Pythonが優れているだのを語るのは馬鹿のすることだ。同じようにJavaRubyJavaC++PerlPHPなんてのもそうだ。
 自分が好きなら好きな言語を使っていればよくて、この言語はこうした理由でこれこれより優れていない、だとか、こういう機能がない、だとか、初心者向きではない、だとか、玄人には向かないだとか、正直そんなことはどうでもいい。
 選んだりできる環境なら好きに言語を選べば良いし、選べない環境ならその言語を使うしかない。どんな言語にだって良い点と悪い点があって、それを理解して使いこなすのがプログラマというやつだ。
 気に入らなくても、それを最高の力で動かすことができるのがクールなんじゃないかい? 道具は道具なんだっていうことをわかるべきだと思うが。
 と、言語の優劣に関して話すプログラマに言いたくなったというお話。自分も多分に漏れず馬鹿者だということです。