資格なんて信じない僕らのために

 前提条件。僕はとりあえずIT系の資格を持っていません。

 転職の面接を受けに行ったとき、面接官に「資格はとろうとおもわない?」と言われた。
 なので、「いえ、資格よりもどんなプロジェクトでどんなことをしてきたかという実績が大事だと思っていますので」と答えた。
 すると、難色を示す。
 「資格をとれと言われればとりますが」的な返答はしたけれど、どうも資格がないとなーという一点が気に掛かったようだ。妙に資格、資格、言い始めるのでいい加減ウンザリしてきた。

 まぁ、乗り気じゃなけりゃと思い、普通に面接を終わらせる。

 「うちは資格持ってる人がこんなにいるんだよねー」
 とか帰り際にわざわざ資格名の横に名前を書いたものを貼りだしているのを見せられた。

 うーん、馬鹿じゃないかと、こいつらは。
 ……と思ったが、まぁ、くだらない中身を見ることが出来たわけだし良かったと思うことにした。

 資格ってものはもちろん意味を持つとは思う。
 無意味ではない。
 
 ただ、言うなれば資格を持つってことはその人が「その資格を得るくらいの勉強をした」もしくは「得られるくらいの経験を持っている」ということを第三者が保証しているに他ならない。
 ……が、それは資格を持っている人間がすべて同等のレベルであるものを保証せず*1
 資格を持っている人間が資格を持っていない人間より勝っているということも保証しない。(アピール力は勝るかな。例えば客先も安心するかもしれない)
 
 と思うが、うーん、まぁ、青臭い考えではあるのかもしれないなぁ。
 老兵に見る目がなけりゃ、判断基準として資格に頼らざるを得ない訳だし。
 でも、資格資格言うようなところはこっちから願い下げです。

*1:運が絡むので最低限のスキルさえ保証しない