お金を儲けることへの違和感

 昨日の「ザ・ゴール」に関するエントリ。
 自分は「ザ・ゴール」が示した企業はお金を儲けるために存在している、という方向性に違和感を持ってああしたエントリを書いたわけですが、
 至らない筆致であるが故に誤解を招くようだったので追記。

 企業はお金を持たないと存続できない。
 個人もまたしかりで、お金が一番ではないと言っても、
 たとえばほしいものを買うお金、本でも良いし、ゲームでもいいし、洋服でも、鞄でも、時計でも、何でもいい、これは絶対に必要。モチベーションの元だから。
 あと、住むのに必要なお金、食べるのに必要なお金、着るのに必要なお金、不自由をしないために必要なお金って必ずあります。
 彼女とつきあうのにだって、デート代、プレゼント代、食事代、色々とかかります。

 それと同じで、企業も存続するために様々な出費を抱えており、お金を儲けなければなりません。

 でも、「企業にお金を儲けさせるために僕らは働くのか?」
 ってことです。

 企業を生きながらえさせることが目的?
 肘掛け椅子に座った老獪をあがめるため?

 違うよね。
 ってことです。

 企業が持つ力とか責任というのは、きれい事を言えば社会のため、人のためになるわけで、
 そうでないにしても、簡単にはできないことをするための力と目的があるべきです。
 組織は個人にできないことをするためのものだからです。
 
 wildcatsさんが「血液を循環させる目的の為に皆さんは生きているわけではないですよね?」
 と述べていますが、まさに納得です。

 僕らは血液を循環させるために生きるべきではない。
 では、何のために生きる(働くorお金を稼ぐ)のか?

 それは考えなければわからないことです。(個人個人、同一ではないと思います)