プログラマに組織を正すことはできない

最近はプログラマが組織に不満を抱いた場合に、
よし組織を改善しよう、と思ったとしても
それは既に構築されていて稼働しているシステムのプログラムを常に動かしながらソースコードを変えていく行為の難易度に等しい、
のだな、という事を思った。

後ろ向きすぎる、ネガティブすぎる、と思われるだろうけれども、基本的に悲観的な人間であるので。

で、給与、待遇、といったものは常に「既にある組織」にはあるべくしてあるもので、
それらを自由に設定、交渉できる権限をプログラマは持たない。
なぜなら組織の決定や、組織の意志に逆らえないから。


で、
相応の給与を払ってもらえない、待遇を与えられない、
というような組織がある場合に実質的にプログラマが選びうる選択肢は
「改善」
「我慢」
「転職」
なんだろう、きっと。

「改善」はまさに前述のように手が出ない範疇がありえ、
かつまた即時効果はでることはない。
ないものはないし、出す気がないものは出す気がない、で終わる可能性があるし、
出せないものは出せない(規約とか周囲との足並みという理由で)、がまかり通るのじゃないかな。
ましてや、周囲や自身の生産性などから改善しようとしたとしても、
生産性が理解されず本来業務において効果を果たす筈の
生産性向上の設備すら揃えられない可能性がある。

「我慢」は誰もが苦痛だと思うことなので書くべきこともない。

転職は後ろ向きのようで最も手っ取り早く状況を改善するための「銀の弾丸」ではある。
良くなるか悪くなるかはさておき、少なくとも変化が訪れる。
ということで、常に「転職」というカードは持っていなければならないと思う。(僕が、ではなくプログラマは)
使うか使わないか、は別として。

という意識でいる最近。