ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人
開発者が理想とすべき考え方、姿勢、あり方、技術者としてこの世界にあるために必要ないろんなエッセンスが詰まった良書。
ただ、企業によってはここにかかれていることの十分の一も実践できないであろうことは容易に想像できる。
が、そうした企業にいると感じたとき、思い切って転職をしたりできるのも技術者として必要なことに思う。
この本に当てはまりそうな人はたくさんいて実際読んでいると身につまされる思いをするか、ウンザリするかじゃなかろうか。
が、それは恐らく企業体質や、職場体質のせいであるか、若しくはあなた自身がソフトウェア開発に向いていないということなのだろう。
受動的ではなく、常に前向きにあるべき、実に良いことが書いてあります。
自分が思っていたことと同じ事が書いてあり、驚きでもありました。
P167、
「なんでもやります」というのは、裏を返せば「なんにもできません」というのと同じであり、
というのは、自分が持つ武器を理解していない、ってことなんですよねと。
最後に太宰の言葉で締めくくられていますが、実に良い言葉だと思います。
気持ち的に少し落ち込んでいたり、迷っている方、読んでみてはいかがでしょうか。
もしこれを読んでこんなことできるわけないよ、と思う方、ソフトウェア開発に向いていないのでは?
ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 (技評SE新書002)
- 作者: 荒井玲子
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/01/19
- メディア: 新書
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