眉唾Javaスクール

 面接での話。

「弊社では一ヶ月で一人前のJavaプログラマになる育成場所を持っています」

 その一言に現実が分かってないなぁ、と思わされた。一ヶ月でJavaを一人前にできる事が現実問題としてどれだけ難しいかがまるで分かっていない。それに加えて「一人前」のラインを何処に設定しているかも分からない。

「ついてこれない人間はどんどん落とします」

 それは只の選り分けにすぎない。育成する場所ではなくて、見切りをつける場所になっている。単に集合からできる人間を選び出すだけで育成をしている訳ではない。
 それにしても、特性に差がある人間を一定のふるいで分けられる訳ではない。

「技術者の評価はこの用紙に従ってします」

 ……紙切れで何がわかるというのか。