所感

 手順に従うと10分とか20分でアプリが完成するとか言いますが、そんなものはいりません。
 Rapidであることは重用ですが、すべての事をRapidにできる筈がないからです。手順がRapidであれば十分で、完成までの道のりは分単位である必要はありません。
 また、開発用(プロジェクト独自の)ツールがこれくらいの時間で作れるというのなら結構な事なんですが、既成のツールをどれだけ早く作り上げることができたとしても、既成のものがあるのならそれを使えば良いので必要ありません。

 それよりは直感的に理解できて、何か派生した機能を作ろうとしたとき「これをこうしてこうすればできるよな」と素直に想像できることが重要です。
 これらのキーワードはお手軽感を演出し、敷居を低く見せる効果を狙ったものだろうと思うのですが、手順に従って○○を作った人がそこから先につなげていける、もしくは実験的なアプリケーションを作成するさいに作業が想像の妨げにならない、そんなことが必要とされるように感じます。

 約束の地に到達するために相変わらずのMVCが用意されており、TurboGearsは所謂既成(プロジェクト)ツールの組み合わせによって構築されています。これは個々の完成度が高いという強みを持ち、選別された際に与えられた親和性も保たれているという利点を持ちます。

 結局のところ、約束の地に到達するための箱船を操縦するのはプログラマでしかないので、しばらくTurboGearsの舵取りをしてみようと思います。
 趣味で。