本当に辞めて良かったゲーム業界

 まるで関係ない案件で積年(10時間)の謎が解けたことに歓喜してトラックバックをば。

 [辞めて良かったゲーム業界]

 MMORPGって確かに「コストパフォーマンスが高い」って言われるんですよね。
 はまっている人は特にそうで、平日毎日3時間、休日は5時間遊んでいると仮定して、平日22、休日8で換算した場合66+40時間。
 約100時間を「月額料金」もしくは「無料」または「アイテム料金」でまかなえる訳で、
 一つのケースとして月額1500円だったとしても時間あたり15円。(30時間なら50円、60時間なら25円)
 ゲームセンターにいく? 
 漫画喫茶にいく? 
 馬鹿じゃないかしら、って感じのコストパフォーマンスですね。
 映画? 二時間で1300円?
 漫画? 一時間で400円?
 文庫? 一時間半で700円?
 家にいながら接続したらすぐに遊べて月に何十時間かけても何百時間かけても1500円!!

 これが「アイテム料金」月額15000円だったとしても時間あたり150円なんです。
 破格のコストパフォーマンス!
 しかもやればやるだけ安くなる!!*1

 これを見て、安いか高いかを考えるのはそれぞれの人次第なのですが、
 さて本題。

 もちろん、こうしたMMORPGってきちんとお金をつくって「ちゃんと」遊べるように作られていて、
 飽きたら別の物に同じようなコストパフォーマンスで移動できて、

 これを知っているのにビデオゲームをほいほい買う馬鹿者はいないですよね。
 6800円あったら、他に何に使えますか?

 買うとしてもより嗜好寄りとして「必要にかられて」買うことになるわけで、何も発売日に買おうなんて奇特な人は減っちゃうわけで、
 ネトゲでもしながら待ってたら安くなんじゃん、ってなもんですよ。

 実際、ビジネスモデルとしては崩壊寸前、ゲームプログラマもネトゲにはまって会社を休んじゃいますが何か?
 みたいな感じになっているわけで。

 言われるとおり、こんな状況が普通になれば「薄利で開発者を雇わざるを得ず」ゲームで食っていけるのはピラミッドの上の方の人だけですね。
 そのあたりに気づいた人たちは、起業してとりあえず搾取可能な席を確保に走ったりしているようです。
 その傘下にはやはり丁稚を抱えて突き進む訳ですが。
 知り合いがネトゲの会社に応募にいったら、月収15万でどうですかと言われて、言葉も無かったそうですし。

 大多数の下働きの人たちは星屑となって業界の礎となったことを口惜しく思いつつ死んでいくのだと本気で思います。

*1:まぁ、時間でお金は買えるけど、お金で時間は買えないんですが。そして完全無料といっても数千人デバッグ、データ収集、客寄せパンダですし。