絶対にこれが良い、ということはない
「これはだめ」「こうすべき」「これが良い」「これが美しい」色んな意見があるとは思うし、色んな考えがあるとは思うけれど、
実際に一つのやり方がどれほど優れていたとしても、どんな場合にでもベストケースとなり得ることなんてあり得ない。
なので、少なくともそれを「人に」押しつけてはいけない。
開発は開発に参加している人間の「会話」と「理解」の上に成り立つものであって、
「自分が良いと思ったからそれを勝手に導入しました」
「勝手に(俺が)良いと思った風に書き換えました」
ということは許されない。
物事の本質はむしろそっちで、
意思疎通を図ろうとしないメソッドというのがコードの中にはあると思う。
技術的な意味合いではなく、
コードを読み物として意識しているかいないか、
というのは常に開発者に問われている事の一つで、
もし疑念を感じたならそれは意識の摺り合わせの必要性があるっていうことだ。
なので、別段技術的なベストケースを求めてはいない。
ということだけ書いておきます。
優れた技術が幾つも採択されようとしながらも、何度も何年も多くの人の苦労によってベターを探し求めた、
言語の葛藤を知りたい人は、
- 作者: Bjarne Stroustrup,ビョーンストラウストラップ,επιστημη,岩谷宏
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2005/01/19
- メディア: 単行本
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お勧め。
俺、C++なんて組まないし、って人にも良いとおもうけど、
きっと読まれない不遇の本。
「既に知っている優れた手法だけが常に有効ではない。
その場で有効な手段を探し当てはめようとすることを忘れてはならない」