開発側のプロジェクトマネジメントが糞である場合

Re:数日前に書いたエントリを再度書いてみる。
 wildcats7221さん、
 ちがった視点でのご指摘ありがとうございます。

・顧客が受託によるソフトウェアを製品だと捉えている場合

・開発側のプロジェクトマネジメントが糞w

 こちらは概ね両方であるとは思いますが、ゲのつく業界だと顧客は概ね経験者であることも多いので、(僕の経験してきたケースでは)完全に製品と同じように(納車と同じように)考えてはいないとは思います。
 納車にしても、フルオーダーメイド車の納車であると考えているでしょうし。
 顧客担当者の上層部は知りませんが。

 開発側のプロジェクトマネジメントが糞、というのは大いにありますね。

 Quality, Cost, Deliveryを管理しようとする人材を考慮してなかったですから。
 これらをトレードオフできる変数として扱いバランス良く調整して、プロジェクトを管理させようという意識がないのはまさに言われる通り糞です。
 「アジャイルプロジェクトマネジメント」に関しては未読ですので、これを機に読ませていただきます。

 で、自分がもっとも耐えられなかったのが、wildcats7221さんが言われるように(ソフトウェアを開発する)企業としての目的は、エンドユーザとビジネスパートナとならねばならない、ということだと考えていて、それがまるで異なっていたということです。
 元々ゲの業界は業界的に保守フェーズがほぼない(世の中に出たらほぼ修正できない)のであるから、エンドユーザをきちんと確保することにより、顧客とも良い関係を築きつつソフトウェアを開発していかなければならない、と感じていました。
 
 が、顧客との関係を築くということを怠り、受注し、納期を無理矢理(延期してでも)守り、品質が損なわれたらまた別のところから受注すれば良い。
 コスト意識も低いので、開発が終了しても儲かったとは思えないような、そんな会社ではうんざりとするというものです。

 そういう意味では、顧客と意識を共有し関係を築くことができる企業というのは大変魅力的ですね。
 これら意識の改革というのはとても難しいことなのですが。