単価が安いプログラマを使うのは無駄

 今日、たまたま単価が安いプログラマが書いたというコードを見て辟易した。
 うは、なんじゃこりゃ。
 
 final String HANKAKUSPACE200 = " "; // 本当に半角スペースが200

 こんなのがずらずらずらlengthごとにあった。
 固定長のデータを埋め込む処理なのだが、さすがにこれはない。

 ショックがでかい。こんなコードを書く人間にお金を払う必要はない。
 この手のコードが量産されたところでお金と時間が無駄に消えて、その後で結局単価の高い人間が貴重な時間とお金を使うことになる。
 そして、尻ぬぐいをしてモチベーションも低下しながら、うんざりする気持ちでこれらのものを手直しするのだ。

 それなら、なぜ、最初からそのやすい単価を高い単価の人に上乗せしてやらせてあげないのだろう?
 時間を余計に与えてやらせてあげないのだろう?

 そうしたら、同じ価格でずっとずっと短い時間でしかも高い品質で完成するはずだ。

 単価が安いプログラマ=技術力が低いとはならないけれども、
 技術力が保証されないプログラマを大量に使って作業のようにコーディングをしたって意味がない。
 そんなことをしているからソフトウェアはちっともよくならないのだ。

 技術を高く評価して、それに見合うだけの金銭を支払えばきっとプログラマはそれだけの働きをする。
 技術力が評価されるのなら、日々の勉強だって何だって息をするようにするだろうし、
 自然に技術力のない人間は淘汰される。

 夢のような話かもしれないけれど、プログラマの時間とモチベーションを無駄にしない、これはとてもとても大事だよ。
 そんなことを言うまでもないかもしれないけどね。

 考えることをしない人間、プログラムを好きでない人間を、プログラマや設計者にしてはだめだ。だめだ。だめだ。