残業という愚行
まぁ、一言で言うと(望まずにポーズだけでする)残業って愚行ですよね、と。
まだ読んでいる途中だけれど「デッドライン」からの引用。
- プレッシャーをかけても思考は速くならない。
- 残業時間を増やすのは、生産性を落とす方法である。
- 一時的なプレッシャーや残業は、人々の焦点を定め、その仕事が重要であるという認識を高めるには有効な方法かもしれないが、プレッシャーをかけすぎると、かならず失敗する。
- 管理者がプレッシャーを使うことが多いのは、ほかになにをすればいいのかわからないから、または、ほかの方法の難しさにひるんでいるからである。
- 恐るべき推測:プレッシャーが残業を使うほんとうの理由は、プロジェクトが失敗したときにごまかすためかもしれない。
ただ残業というものに対して、
「全否定」というわけではなくて必要な時、必要なだけやらなければならないことはある。
それは、要するにどうしてもそうしなければならない、という機会のときに限られていて、
必要なときに必要なだけ速く動く
べきなのに、
ただただポーズのように残業を繰り返してしまう人たちもいる。
当たり前のように土日に出勤する人もいて「馬鹿じゃないかしら」ということになる。
そんなことをしていたら必要な時に効率よく動くことができなくなる。
ソフトウェア開発のように本質が属人的な仕事をするのにおいて、
ただ拘束時間を長くしても「うまく時間を浪費する方法」を身につけていくだけだし、
同じ事を繰り返さない為のソフトウェア開発が連続稼働時間を長くしただけで効率を高める筈もない。
でも、
世の中からこういう仕事が無くなることはないんだよなぁ、という悲哀。
凄く無責任な物言いをすると、
無茶な残業を強いるような会社なら辞めてしまえばいいのになあ。
人が壊れるより、プロジェクトが一個消滅した方がどんだけ良いかわからんのに。
- 作者: トムデマルコ,Tom DeMarco,伊豆原弓
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