バグっても人は死なないけど
ゲームにはバグがつきものですが、これは別にゲームでないソフトウェアだって同じでバグがないソフトなんて基本的に存在しません。
ですが、とりあえず普通に操作をしている限りは正常に動作することを保証するのがソフトってもんです。
ただ、ゲームは様々な条件が重なることがありますから「普通に」とは言ってもあらゆるプレイスタイルを考慮し、全条件をチェックしてすべてをテストするって訳にはいきません。ですから、多少バグがあっても(再現性が低すぎるとか、影響度が低いと判断して)出荷してしまう事はあります。
ですがゲームだからちょっとくらいバグってても良いよね、っていうのはある意味正しくもあり間違ってもいます。
ゲームだから確かに人命には関わりませんし、会社と違ってデータベースを破壊するわけじゃないので損失もでません。
でも、人間の時間を奪います。最近のゲームは特に長時間を強いる訳で、バグで今までかけた時間が奪われたらそれは立腹じゃ済まないですよね。
ということで、
S級バグ
- セーブデータが壊れる
- フラグロスト、アイテムロスト、何らかの理由で進行不可になる
これは数十時間ロストする可能性を秘めてますよね。
A級バグ
- 予測不可能な場面でフリーズする
これも数時間はロストしかねないバグです。
これらのバグは極力排除すべきバグです。これがあるとどんな良いゲームだって評判が悪くなって当然です。
そういう意味では魔法ロストとか、そういうのはまだ許せる範囲のバグですが、明らかに日常的に起こる動作なのに取り切れていないバグというのは所謂「正常系」の操作遷移さえテストを怠っているという事に他ならない訳です。
最近は「時間とお金をかけてまで」ゲームを買ってくれる人は少なくなっているのだから、顧客を大事にできない姿勢を続けていれば業界が倒れてもおかしくないですよね。本当に。